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テセウスの帰国

勝利を収めたことで喜びに酔いしれていたテセウスは、ナクソス島で休憩をしたり、デロス島で宴を開いたりしながら、アテナイへ向かった。このとき帰国の喜びのあまり、出航する際に無事に生きて帰ってくる時は黒い帆を白い帆に変えて戻ってくるという父と交わした約束を忘れ、黒い帆のままにしていた。帰りを待ちわびていた父は水平線の向こうから来る黒い帆の船を見つけたときに、自分の息子は死んでしまったものと思い、悲しみのあまり海に身を投げて自殺してしまった。

亡き父のあとを継ぎ、アテナイの王になったものの、王位を継承できなかった50人の従兄弟たちと戦うことになった。そうしてアッティカ全域の支配者となったテセウスは兵を率いてアマゾン族の国を襲いヒッポリュテの妹を略奪し、息子をもうけた。

さまざまな戦いへの参加

親友ラピタイ族の王ペイリトオスの結婚式に招かれた、そこで起こった酒に酔ったケンタウロス族との戦いに加わっているが、このほかにも土地を荒らしまわったカリュドンの猪狩やアルゴナウテスの遠征にも参加している。






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