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十二の功業 その2

4.エリュマントス山の大猪
巨大な猪がエリュマントスの山に住み着き、近隣一帯に被害を与えて住民を苦しめていた。王はヘラクレスにこの猪を生け捕りにするように命じた。そのため、雪深い山の中を追回し、やっと捕獲し城に持ち帰ったが、王はおびえて逃げたという。

5.アウゲイアス王の家畜小屋
アウゲイアス王は三千頭の牛を所有しているのにも関わらず、家畜小屋を30年近く一度も掃除しておらず、牛糞がうずたかく積もり悪臭を放っていた。その家畜小屋を一日で掃除するため、土台と壁に穴をあけ、川から水をひき大量の汚物を水の力で押し流して掃除した。この話は英雄の仕事としては地味で美術の主題にもなりにくく、表現されているものの、数が少ない。

6.ステュムパロス湖畔の鳥
大量の鳥が狼を避けて森に逃げ住みつき、田畑や農作物、漁師に損害を与え、人間さえも襲ったと言われている。この鳥を退治するため、女神アテナが鍛冶神に作らせた青銅の鳴子を打ち鳴らし、大音響に驚き羽ばたいた鳥たちを矢で打ち落とした。

キュクノスとの戦い

軍神アレスの子であるキュクノスは、アポロンの聖地デルポイに赴く巡礼者たちを襲い、略奪した品を父に捧げていた。アレスもこれを喜び協力するという悪神っぷりであったが、ヘスペリデスの庭園を求めていたヘラクレスはこの悪神たちと出会い、守護神アテナの見守る中戦い、キュクノスを倒しアレスに傷を負わせた。






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