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十二の功業 その1

1.ネメアの谷のライオン
ネメアの谷には矢も突き刺さらない、一頭の不死身のライオンが住んでおり、近隣の住民や家畜を襲っては食べていた。このライオンを退治するというのが彼に与えられた最初の任務である。洞窟の中でライオンと素手で戦い、その逞しい腕で見事にライオンを絞め殺した。

2.レルネに住む水蛇ヒュドラ
レルネの沼沢地帯にヒュドラという9個の頭を持つ水蛇がおり、付近の人家や家畜を荒らしまわっていた。 頭を切ってもすぐに2つの頭が生えてくるためなかなか勝負がつかなかったが、彼は蛇の頭を切るとすぐにその傷口を焼くことで、頭が生えるのを防ぎ勝利した。

3.黄金の角を持ったケリュネイアの牡鹿
オイノエに住む黄金の角を持つ牡鹿を生け捕りにするため、山岳や岩場などを1年ほど追いかけ、生け捕りにした。後に、この鹿は王の手で無傷のまま野に返されたという説や、アルテミスの戦車を引く四頭のうちの一頭になったとも言われている。

巨人アンタイオスとの戦い

ヘスペリデスの林檎を取りに行く道中に出会ったのは大地の女神ガイアと海神ポセイドンの子である巨人アンタイオスであった。アンタイオスは通りかかる旅人にレスリングを挑んでは相手を殺し、ポセイドン神殿に捧げていたが、ヘラクレスは彼と戦い、何度もアンタイオスを投げ飛ばし、ねじ伏せた。しかし、身体が地面に付くたびに強くなっていく姿を見て、母である大地から新しく力を得ているということに気が付き、アンタイオスを高々と宙に抱え上げると地面に触れないようにし、絞め殺し、戦いに勝利した。






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