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セレネの恋人 エンデュミオン

ゼウスの子供であると言われた羊飼いのエンデュミオンは、誰もが見惚れるほどの美貌を持っていた。月の女神セレネは彼に恋心を抱き、彼のために多くの娘を産んだ。

しかし、人間の子であるエンデュミオンはセレネとは違い、いつかは死んでしまう運命である。これに不安と恐怖を覚え、カリアのラトモス山の洞窟のなかで彼を永遠の眠りにつかせ、死ぬことがないようにした。そして、夜ごと天上から降りてきては、眠るエンデュミオンを抱き口付けをしたといわれている。

また、一説にはエンデュミオン自ら、自分の若さや美しさが永遠に続くようにとゼウスに願ったため、その願いをゼウスが叶えるために不老不死である永久の眠りを与えたとされている。

動物界の女王キュベレ

小アジア一帯で崇拝されていた豊饒多産の女神であるキュベレはギリシアに伝わり、レアと同一視された。そして、大地母神、予言の女神、山野の野獣保護者とされ信仰された。その出でたちは2頭のライオンを従えているか2頭のライオンが引く戦車に乗っていおり、神々と巨人の戦いにおいて、奮闘している姿で描かれている。






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