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海から生まれた アプロディテ

愛情、美しさ、豊饒、多産の女神で、ローマではヴィーナスと同一視された。裸婦で表現された作品が多く感じるが、昔は女神を裸婦で表現するということが冒涜や品位が欠落すると考えられていた。しかし、プラクシテレスが作成した裸のアプロディテをクニドスの人々がひきとると、それからまもなくこの像の人気に火がつき、危険なエーゲ海を船で渡る人々が増えたという話がある。そうして、多くの芸術家が裸婦像をつくり始め、徐々にエロティックな印象のものがつくられるようになった。

彼は植物の芽生えや繁茂、枯死を象徴するアドニスという美少年を愛したが、女神と若く美しい青年との恋物語は近代画家の創作意欲を描きたて、切なくも美しい作品が残されている。

アプロディテをモチーフにしたたくさんの美術品

彼女はたくさんの芸術家が絵画や彫刻などで表現されており、有名な作品が多い。なかでもサンドロ・ボッティチェリのヴィーナスの誕生やミロのヴィーナスは有名である。彼女をモチーフにした作品は、高貴で神聖な女神様として人間の愛の女神としての表現と、情熱的で低俗な表現で娼婦の守り神としての対極の表現にわかれる。






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