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十二の功業 その5

12.冥府の番犬ケルベロス
エウリュステウス王は冥界の入り口にいる3つの頭を持ち、首や背中から無数の蛇が生え、尻尾は竜になっているケルベロスという番犬を連れてくるという最後の仕事を与えた。冥府の王ハデスに番犬ケルベロスを少しの間連れていきたいと交渉したところ、武器を使わずに素手でケルベロスを捕まえることができたら地上に連れて行くことを許すという約束をとりつけることができた。この道中、彼は魔女メドゥサやテセウスなどの多くの英雄たちの亡霊と出会い、そのうちの一人メレアグロスに願われ、彼の妹を妻にするという約束を交わした。そして、無事に門のそばにたどり着きケルベロスを素手で捕獲し、王の下に連れて帰ることができた。

番犬ケルベロスを見た王

ヘラクレスに命じて、冥界よりケルベロスを連れてこさせたものの、ケルベロスのあまりにも恐ろしいいでたちに驚き、地面に埋めてある甕の中に逃げこみ隠れた。その後、ケルベロスはすぐに冥界にいるハデスのもとに戻された。






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