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パルテノン神殿の支配者アテナとポセイドンとの戦い

アテナとポセイドンのアッティカ地方の領有をめぐり戦う様がパルテノン神殿の西面破風の彫刻群に表現されている。両神がアテナイのアクロポリスで己の力を示すために奇跡を競いあった戦いで、ポセイドンは丘の上で岩を打ち海水を噴出させた。一方アテナは槍を振り上げ大地を打ち、小さなオリーブを芽生えさせ、人々の目の前で大樹に成長させ、枝には大粒のオリーブをたくさん実らせた。

この戦いの勝敗を決めるべく招かれた神々や王族は皆アテナの勝利としたが、ポセイドンはそれを認めず、アッティカ地方に洪水を起こさせたという伝説が残っている。

この戦いはパルテノン神殿の破風群像に描かれていたが、戦争で破壊され現在では面影がない。しかし、フランス人画家が描いたデッサンが残っており、その構成を知ることができる。

アテナのための祭り

アテネにあるオリンピック競技上ではその昔、守護女神アテナのために、毎年夏の盛りに供犠や神事、その他演劇や合唱、競技などが開催された。優勝者にはオリーブ油を入れた陶製のアンフォラが授与された。この祭りは4年ごとに盛大に行われた。






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